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小島 康明*; 浅井 雅人*; 長 明彦; 小泉 光生; 関根 俊明; 柴田 理尋*; 山本 洋*; 河出 清*; 橘 孝博*
Journal of the Physical Society of Japan, 67(10), p.3405 - 3413, 1998/10
被引用回数:10 パーセンタイル:58.58(Physics, Multidisciplinary)原子核の基礎データである原子質量をLaの不安定な中性子欠損核種Laについて、実験的にQ(崩壊エネルギー)から求めた。各核種はTIARA-AVFサイクロトロンから得られるArビームをMoターゲットに照射することにより、核融合-粒子蒸発反応で生成させ、オンライン同位体分離器を用いて質量分離した。線最大エネルギーはGe検出器で測定し、単一エネルギー陽電子線に対する応答関数を用いてスペクトルをアンフォールディングして決定した。なお、この目的のために単一エネルギー陽電子線に対する検出器の応答関数を実験的に求めた。Laについて初めて実験的にQを得ることができ、Laについても精度を向上させることができた。以前に報告したLaの結果と合わせて、Qから原子質量を導出し各種質量公式の予測と比較した。